エッセイ

エッセイ 第3回 (小学生の入塾の時期はいつがよいか?)

市立稲毛国際中の受検生を育てるシリーズ

-入塾の時期はいつがよいか?-

中学受検の為の入塾はいつが良いのか?親御さんは悩まれると思います。

「小学6年から始めれば、1年足らずの塾通いで済むが、果たしてそれで合格できるのか?」

といった悩みが多いと思います。大手の学習塾では、小学4年生から受験準備に入ります。

自我の形成がようやく始まったばかりの時期に受験勉強のために塾通いをしなくてはならないという、

子供達にとっては気持ち的にとても重荷に感じる事だと思います。

しかし現実として、特に首都圏では幼児教育から始まって、一連の習い事の延長線上に受験塾があり、

子供達も今までの延長線と感じて、素直に現実を受け入れている場合もある事も事実です。

ここで小学生よりも成長した中学生の群像に目を向けますと、2極化が起きているように感じます。

SNSなどのソーシャルメデイアを利用したグループ化と、グループとは距離をおくマイペース化(若しくは孤立化)です。

ここで問題となるのは、どちらの範疇に属するのが良いのかという事ではなく、個人の「自我の形成は出来ているのか?」

という点です。自我の形成が調に進んでいれば、どちらのグループに居ようが流されることなく問題はありません。

では、その「自我の形成」はいつ頃から始まるのでしょうか?「自我の形成」の前段階として「人格の形成」があります。

これは、幼少期からご家庭の中で、ご両親と接しながら形成されて行きます。そして社会との接点が出来る幼稚園

さらに小学校低学年での生活が糧となっています。従って幼少期の人格形成をしっかりやろうと、幼児教育を熱心に

実践されるご家庭もある訳です。

この幼少期に形成される人格という土台の上に自我が形成される訳ですから、皆様のご経験上納得いく部分があるのではないでしょうか。

ではなぜ、大手の学習塾では小学4年生から受験準備に入るのでしょうか?理由は三つあると思います。

一つは、学校カリキュラムの算数において割り算や面積といった受験に際し基礎となる学習が始まるという理由です。

二つ目は、大手学習塾の学習プログラムにおいて、受験学習のピークを小学5年生に設定しているという点があります。

いきなり膨大な受験用の知識を小学5年生で学習するのは、無理があります。そこで準備期間として小学4年生から

学習スタートさせているという理由があります。

さて問題は三つ目の理由です。これはBrain進学塾の考え方でもあるのですが、「自我の形成が始まる時期に、幼少期から

育んできた人格に根差した「学習する意識を根付かせる」意図があるのではないかと考えます。

従いまして、私立中学の難関校を受験する場合には、やはり小学4年生からの学習が望ましいと考えます。

しかし、Brain進学塾では、市立稲毛国際中を目指していますので、小学4年に限定せず小学5年生からでも大丈夫です。

何故かと申しますと、私立難関校と市立稲毛国際中とではその学習の対象となる内容が大きく異なるからです。

また小学6年生から入塾される生徒さんもおられますが、この場合には、やはり個人差が出て来てしまいます。

小学生の特徴は、入塾されてから塾の目指している学習モードに頭が切り替わるための準備期間が長い事が上げられます。

一方中学生の準備期間は、短いです。やはり、脳の発達状態が異なっているためと考えます。

従って、小学生が入塾する時期は、お子様の脳の発達状態に起因するとともに、人格形成や自我の成長ともかかわってきますので、

不用意に判断せず、Brain進学塾へご相談頂ければ幸いです。Brain進学塾では、受験にかかわるご相談を随時受け付けています。

どうぞご利用下さい。                                           以上